【ガンプラ】HGUC ジ・オのレビュー

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「勝てると思うな、小僧ォ―!!」

HGUC 1/144 ジ・オの素組みレビューです。

発売日:2002年12月

価格 :2640円

「機動戦士Zガンダム」のラスボス、パプテマス・シロッコの乗機として登場し、劇中の出番は少なかったものの、視聴者に強烈な印象を残したMSです。ナンバーは36と、HGUC初期にリリースされたキットですが、ジ・Oの迫力を十分に再現した良キットで、再販される度にすぐに売り切れてしまう人気ガンプラとなっています。

プロポーションは文句無し、色分けも細かい部分は足りないものの概ね良好ですが、機体デザインの関係で可動域はさすがに狭いです。まあ、元々本編でもあまりダイナミックなアクションポーズをしていたわけでもないので、原作再現する分には全然不満は感じませんが。

ちなみに、私はジ・Oもシロッコも大好きで、Zガンダムの最終回はビデオが擦り切れるくらいに観ました(VHS世代です)。本キットを入手した時は店内にも関わらず生の感情を丸出しにして喜んでしまいました。

では、若干テンション高めでレビューに入りたいと思います!


【1】外観

(1)正面

このどっしりとしたフォルム、たまりませんね~。濃いグレーの小型バーニアのような部分は、別パーツで色分けされています。ただ、内側はグリーンなので、完全再現には部分塗装が必要です。

レッドのパイプやスカートのグリーンバーニア、モノアイも別パーツで色分けされています。足のレッドラインはシールで補う形です。

(2)背面

後ろから見ても迫力のある姿。背部スカートの三角バーニアの内部はグリーンに要塗装です。サイズが大きいので、ちょっとのっぺりしてますね。スミ入れするだけでも化けそうです。

下からのアングルも迫力あってかっこいいです。初期HGUCなので、もちろん肉抜きなし!


【2】アクションレビュー

では、原作のシロッコの名台詞と共に、アクションポーズをとらせていきましょう!

武装はビーム・ライフルとビーム・サーベルしかありませんが、隠し腕のおかげで色々な表情を出せます。

(1)武装を持って素立ち

もうこれだけでかっこいいんですよ・・・。各パーツが重く、色々ブンドドしているうちに関節がヘタってきそうなんですが、このまま飾るだけで大満足できます。

(2)ビーム・ライフル

「逃げられはせん!」

シロッコが木星で自ら開発したMSということなので、ジ・Oだけの武装です。ケーブルは別パーツで色分けされています。右手のみ、トリガーに指がかかった持ち手が付属します。

「見えた!」

キュベレイのファンネルを撃ち落とすシロッコ。46話のキュベレイとの戦闘シーンは、Zガンダムで1、2を争う名バトルです!

頭部の可動域は広く、かなり上まで見上げるポーズがとれます。

「サラが許しても、私は許さん!」

アクションベース用の穴は開いていませんので、股関節に乗せるタイプのジョイントを使っています。11ミリのものを使うと、ちょうどピッタリはまります。

「なんというプレッシャーだ・・・!!だが、あれごときのMSに!!」

VSシリーズでお馴染みのプレッシャーポーズ!

様々な部分が干渉するので可動は制限されてしまいますが、これくらいのポーズは十分とれます。

(3)ビーム・サーベル

近接戦闘用のビーム・サーベルです。柄は両サイドアーマーに2本ずつ、計4本付属します。ビーム刃は、全体的に湾曲したデザインになっています。

「ティターンズの艦隊をやらせるわけにはいかん!」

コロニーレーザー内部を破壊するシーン。最終回のコロニーレーザー内のシーンも名シーン、名台詞のオンパレードで、ジ・Oの登場するシーンはどれも印象に残ります。


(4)隠し腕

最後に、隠し腕でポージングしていきます。両フロントスカートに内蔵された隠し腕は、ビーム・サーベルを持たせることができます。原作では1回しか使われませんでしたが、ゲームなどではジ・Oの特徴的なギミックとして登場しています。

ビーム刃が4本付属するので、四刀流でのポージングが可能です。

「死にきたか、シャアー!!」

4本のビーム・サーベルで襲い掛かるシロッコ!!

原作では見れなかったアクションポーズをバンバンとらせることができます。

「貴様のようなニュータイプの成り損ないはり損ないは、粛清される運命なのだ!」

4本のビーム・サーベルで同時に斬りかかる!!

接近戦でこれをやられたら、防御しようがないですね。

「身体を通して出る力・・・?そんなものが、MSを倒せるものか!!」

ビーム・ライフルとビーム・サーベルを合わせて。とにかく、これだけの巨体が大量のビーム・サーベルを持っているだけで、威圧感もすごいです。

以上、HGUCジ・オのレビューでした。

「ジ・O、動け!ジ・O、なぜ動かん!!」

今回は、46話「シロッコ立つ」と、50話(最終回)「宇宙(そら)をかける」の名シーンを思い起こして記事を書かせていただきました。シロッコとジ・Oは宇宙世紀全体で見てもかなりの強キャラとして評価されていますが、考えてみたら、ジ・Oってハマーンとかカミーユとか、強キャラとばっかり戦ってるんですよね(MS性能差があったとはいえ、一応シャアとも)。道理で強い印象が残るわけです。

ファンネルや海ヘビなど、多彩な武装が登場したZガンダムの中でも、ラスボスでありながらビーム・ライフルとビーム・サーベルというシンプルな武装だけで敵を追い詰めているところも非常にかっこいいMSです。

HGUCジ・オはそんなジ・Oの魅力をばっちり再現したキットなので、チャンスがあれば、ぜひとも作って欲しいガンプラです。

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