【ガンプラ】HGUC ジム・スナイパーⅡのレビュー

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HGUC 1/144 ジム・スナイパーⅡの素組みレビューです。

発売日:2012年9月

価格 :1650円

本キットは、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」(通称ポケ戦)に登場する量産型MS、ジム・スナイパーⅡの1/144スケールで立体化したものですが、ナンバーは146と、他のポケ戦MSよりもかなり遅れてHG化された、全ジムファン待望のガンプラです。遅れてリリースされた分、ジム・コマンドや寒冷地仕様といった他のポケ戦ジムよりも高可動・良プロポーション・良色分けになっており、さらにオマケでドラケンEが付属するなど、非常に満足度の高いガンプラとなっています。

「スナイパー」の名を冠したMSですが、実際は狙撃専用ではなく万能型の性能で、そのカタログスペックは一年戦争の白い悪魔、ガンダムすら凌駕するものとなっており、一年戦争最強の連邦軍量産型MSといわれています。ポケ戦では完全にケンプファーの引き立て役で終わっていましたが、他の作品でもカラバリ機体が登場し、様々な活躍を見せてくれており、ジム系統の中でもかなりの人気を誇るMSです。

本記事では、スナイパーライフルによるポージング多めで、ジム・スナイパーⅡの雄姿を載せていきます。


【1】外観

(1)正面

頭部や胸部、スカート部など、ブルーとレッドが入り混じったカラーリングですが、ほとんどがパーツで色分けが完結しています。シールを使用しているのは、頭部左右のブルーラインと、襟首、頭部センサーの四角部です。HGとしては十分すぎる色分けで、プロポーションもスマートでカッコイイです。

(2)背面

ジム・スナイパーⅡのノウハウは、ネモに引き継がれたという設定になっており、バックパックや脚部がネモによく似ています。やっぱり、この細身の体型がジム・スナイパーⅡの魅力ですよね。

頭部バイザーの奥には、カメラが造形されています。こんな細かいところまで凝っているとは・・・。バンダイさんのジム・スナイパーⅡへのこだわりが感じられます。

シールは、デカールなどに使用されるマーキングシールと同じ素材となっています。本体の色分けだけでなく、連邦軍マークなどのマーキングシールが付属するので、貼り方次第で自分だけのジム・スナイパーⅡにすることができます。


【2】アクションレビュー

(1)狙撃用ライフルとシールドで1枚

もうね、これだけでカッコイイんですよ!ってことをお伝えしたくて載せました。とても原作でケンプファーにボッコボコにされたMSには見えません。

(2)狙撃用ライフル

狙撃用ライフルは、トリガーに指がかかった専用の持ち手で持たせます。右手だけとはいえ、狙撃ポーズをしっかり再現するなら、やはりトリガーに指がかからないと!

バンダイさん、わかってますね~。

左手のみですが、平手が付属するので、手を添えた射撃ポーズがとれます。もちろん、狙撃用のガンカメラも可動するので、射撃ポーズの再現に抜かりはありません。

狙撃といえば膝立ち!

ここはちょっと無理がある感じで、どうしても足が前に出過ぎてしまいます。まあ、HGにRGHi-νなみの膝立ちを期待するのはさすがに酷というものですよね。

(3)シールド

ジム・コマンドやジム・カスタムと同型のシールドです。安定のかっこよさ。

シールドのマウント位置は2か所から選択でき、狙撃ポーズを邪魔しないようにすることも可能です。

(4)プルバップ・マシンガン

狙撃用ライフルだけでなく、マシンガンも付属しています。原作でも登場した武器ですね。贅沢なことに、マシンガン用の持ち手で持たせることができます。

もちろん、両手持ちも可能。

ついでに足裏も見えるアングルにしました。足裏にはしっかりとバーニアなどが造形されており、肉抜き穴もありません。このキット、優秀すぎる・・・!!


(5)ビーム・サーベル

狙撃専用機ではないので、ビーム・サーベルだってついています。柄はリアスカートに2つ取り付けられます。

敵MSを一閃!!

左手の平手パーツは、ここでも大活躍です。

ビーム刃はもちろん2本付属。可動域も広いので、二刀流のアクションポーズもバッチリ決まります。

(6)ドラケンE

オマケ的な扱いのドラケンE。単色成形ですが、リーア軍所属機と作業用に換装ができる上、両腕のみですが可動もします。

①リーア軍所属機

ディテールはしっかりしているので、塗装すれば化けるでしょう。細かくて大変でしょうが・・・。

両腕はプラ同士のボールジョイント接続で、360°自由に回すことができます。

②作業用

ライトと両腕を交換して、作業用に換装できます。ただし、作業用は本来は緑色です。

③ジム・スナイパーⅡと大きさの比較

大きさ比較のために、並んでツーショット。だいたい足先から膝下くらいの大きさです。

以上、HGUCジム・スナイパーⅡのレビューでした。

幅広い可動域で狙撃ポーズをはじめとする様々なポーズがカッコよくきまり、プロポーションや色分けも良好、ドラケンEも付属ということで、非常に出来の良いHGキットとなっています。私も全てとはいかないまでも多くのジム系HGキットを組んできましたが、間違いなく満足度ランキング上位に食い込む良キットだと言い切れます。まだ関節プラが主流になる前のガンプラですが、関節強度もしっかりしているので、作ってからしばらくはゆるゆるになることはないと思います。一番弱いところは、手首のボールジョイントでしょうか。

プレバン限定品ではホワイト・ディンゴ隊仕様などの別バージョンもリリースされているので、さらにジム・スナイパーⅡを楽しみたい方は、再販のタイミングでそちらも購入してみることをオススメします。