【ガンプラ】HGUC ハイザックのレビュー

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「出てきやがった!よくもまあぬけぬけと!!」byジェリド

HGUC 1/144 ハイザックの素組みレビューです。

発売日:2000年7月

価格 :1100円

機動戦士Zガンダムにて序盤から長く登場したティターンズの量産型MS、ハイザックの1/144スケールキットです。HGUCシリーズのガンプラとしては初期に発売されたキットで、ナンバーは12です。

劇中の活躍としては、はっきり言っていいとこ無し、見事なまでのやられ役ですが、OPのカットがカッコ良かったりで、量産型が大好きな方には一定の支持があるMSです。これぞ「ザクの進化形!」って外見が、個人的には好きです(ちなみに、ティターンズは連邦軍の組織なので、連邦軍のMSです)。というか、ZガンダムのMS全般が好きなので、ハイザックが特別というわけではないのですが。

本キットは、HGUCの中でも低価格、初期キットということでパーツ数も少なく、組み立てやすいガンプラとなっています。色分けもこの価格帯としては頑張っており、組み上げたときのプロポーションはかなり良いです。が、初期キットな上にザク系の独自のデザインの影響で、可動域は非常に残念な感じになっています。弱点と長所が明確なキットといえるでしょう。

ちなみに、バリエーションキットとして、連邦軍カラーのハイザックや、一部別パーツを追加したアイザックがリリースされています。


【1】外観

(1)正面

モノアイに左肩のシールド、右肩にスパイクアーマーと、誰がどう見てもザク系のシルエットです。連邦軍のMSなんですけどね。ザクⅡF2型と参考に作ったという設定ですが、ここまで似せる必要あるのか?って感じです。

上述したとおり、プロポーションは劇中のイメージに近いハイザックで、ちょっと弱そうに見えるモノアイも素敵です。ただし、頭部はど真ん中に合わせ目ができており、アップで見ると結構目立ちます。

(2)背面

背部からのアングルでは、大型のバックパックが目を引きます。バーニアはレッドで別パーツで色分けされています。イエローのパイプは軟質プラで造形されており、おかげで色分けはこの時期の低価格帯としては合格点といえます。

裏からのアングルで。足裏に肉抜き穴がなく、脚部スラスターの赤色部分も色分けされているので、このアングルからでもカッコいいです。ただし、つま先のレッドは、シールでの再現になります。


【2】アクションレビュー

(1)フル装備

「ティターンズとして、最低限の任務は完了させたい。黙っていてくれ!」byジェリド

さて、武装をフル装備して、アクションレビューに移りたいと思います。

が、本キットに付属する装備は、ザク・マシンガン改とシールドの2つのみです。本来ハイザックの武装にはヒート・ホークがあるのですが、そちらは付属しません。1パーツ成形でもいいので、収録してほしかったです。

(2)ザク・マシンガン改

本キット唯一の手持ち武器です。右手のみ専用の持ち手があります。ザクⅡのものよりもシャープなデザインです。

フォアグリップが可動しますので、両手持ちも可能です。ただ、肩の関節に引き出し機能がないため、非常に窮屈な感じになってしまいます。

シールドと共に。スコープが四角い形状になっているのが、ザクⅡのマシンガンとの違いです。

プロポーションはとてもいいのですが、やはり可動域は苦しいところです。足もここまでしか上がりません。

「こっちは当たらずに、なんで相手の方が!」byジェリド

第2話の台詞。連邦軍のエリート集団といわれているティターンズですが、さすがに赤い彗星の相手は分が悪いようでした。最初からかませ役で、いいところの少ないジェリドですが、実は作中でも屈指の成長型キャラクターで、そこそこ人気もあります。まあ、ジェリドの見せ場はガブスレイとバイアランに乗っているときですからね。


(3)シールド

左肩にシールドが付いていますが、右腕に装着できるタイプのシールドも付属しています。ジム系統のものと違い、小型のシールドです。連邦軍マークは本来イエローなので、塗装が必要な箇所です。

以上、HGUCハイザックのレビューでした。

総評としては、低価格帯で組み立てやすくプロポーションが良いが、可動域はイマイチ、というガンプラです。まあ、「宇宙世紀のMSに派手なポージングは必要ない」と私は思っているので、可動域の狭さは個人的にはそんなにマイナスポイントではないです。実際、本編でもハイザックがフリーダムとかバルバトスみたいにド派手なアクションをするシーンもないですからね。宇宙世紀の量産型MSは、地味なポーズで攻撃して、一方的にやられていた印象が強いです。でも、そういうMSほど、素立ちさせて眺めるとかっこいいんですよね。

低価格帯で、お求めやすい価格なのも魅力の一つなので、宇宙世紀の量産型MSが好きな方なら、深く考えずに購入して後悔はしないガンプラだと思います。さらに劇中再現を目指すなら、リック・ディアスやガンダムMk-Ⅱなどと合わせるのがオススメです。

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