【ガンプラ】HGUC シャア専用ザクⅡ(REVIVE)のレビュー

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「あのMSは、戦艦並みのビーム砲を持っているのか!」

HGUC 1/144 シャア専用ザクⅡ(REVIVE版)の素組みレビューです。

発売日:2020年7月

価格 :1760円

ガンダムシリーズで、最も有名なライバル機である、シャア専用ザクⅡは、機動戦士ガンダムにて、シャア・アズナブルが搭乗したMSです。このREVIVE版のシャアザクは、ガンプラ40周年記念としてリリースされた、劇中再現度の高いプロポーションと、圧倒的な可動域を特徴とするガンプラです。もちろん、旧版も過去にリリースされていますが、旧版はナンバー32、このREVIVE版はナンバー234、年月にして約18年の間を挟んでのリニューアルとなりました。

シャア専用ザクⅡはHGやMG、RGなど、様々なフォーマットでリリースされていますが、このキットの最大の差別化点は、スカートにあります。本キットは、通常のプラ素材のスカートの他に「軟質素材スカート」が付属します。スカート部分に、他のパーツとは違う柔らかい素材を用いることで、劇中再現の高い(むしろそれ以上の)ダイナミックなアクションポーズを取らせることができます。レビューの中では、このスカートを活用したアクションシーンも載せていきます。

ただ、軟質素材は結構他のパーツと質感の違いが目立つのでそれが気になる方は、通常スカートで展示するといいでしょう。後から簡単に付け替えできるので、交換も気軽に行えますが。


【1】外観

(1)正面

通常スカートパーツでの1ショット。

妙にディテールが追加されていたり、変にスマート化されていることのない、原作再現度の高いプロポーションです。色合いも「赤」というよりはまさに「シャアピンク」という感じで、原作にかなり近いのではないでしょうか。合わせ目も少なく、さすが40周年記念という出来です。

(2)背面

背面もバッチリ。通常スカートパーツなら、後ろにザク・バズーカをマウントできます。バーニアもしっかり色分けされており、満足できる見た目です。

頭部のモノアイは、裏のつまみを動かすことで位置を変更可能です。

こんな感じで、睨みつけるような目線をとることが可能です。ポージングの幅が広がりますね。


【2】アクションレビュー

本キットの特徴は先にも述べたように「軟質スカート」にありますので、まずは武装を紹介し、その後に軟質スカートを用いたアクションを載せていきます。

(1)フル装備

本キットの付属武装をフル装備させて一枚。ザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒート・ホークという、ザクの標準的な武装が付属しています。トリガーに指をかけた武器持ち手が両手分付属するので、両手持ちポーズを自然にとることができます。ヒート・ホークは、マウントパーツを付けることで腰に装着が可能です。

(2)ザク・マシンガン

「当たらなければどうということはない!」

まずは主兵装といえる、ザク・マシンガンから。正式名称は、120mmマシンガン。他のザクタイプに限らず、グフタイプなども使用していた武装で、恐らく最も多くキット化された武装なのではないでしょうか。既に基本的なつくりは完成されているので、低価格帯ゆえの弱点である、合わせ目くらいしか文句はありません。

「見せてもらおうか、連邦軍のMSの性能とやらを!」

通常の3倍のスピードで接近する赤い彗星!

実際の機体スペックは30%増し程度で、3倍に見えたのはシャアの技量のおかげというのは今では有名な話。

腕、手首、肩の各所に可動部が存在するので、様々な表情を付けた両手持ちが可能です。

ちなみに、予備マガジンを後部スカートに装着可能です。ただし、軟質スカートには付けられません。

(2)ザク・バズーカ

「モビルスーツめ、やるようになった!」

続いてザク・バズーカこと、240mmバズーカ。こちらも真新しさは感じませんが、無難な出来です。センサー部にはシールも付属しないので、ここは色分けが必要な箇所。元々モノアイしかシールが付属しないキットだったので、ついでにここのシールも欲しかったところ。たった一枚でも、生産コストに結構な差が出るんですかね・・・。

もちろん、マシンガン同様両手持ちは余裕でできます。

こちらも、通常スカートのみ、後部にマウントができます。

(3)ヒート・ホーク

近接武器のヒート・ホーク。グレー単色、1パーツ成形なので、赤熱状態を再現するには、塗り分けが必須です。

振りかぶって一撃!!

本キットの圧倒的な可動を生かせば、柄の短いヒート・ホークも両手持ち可能です。


(4)軟質スカートでアクションポーズ

軟質スカートに付け替えました。ゲート跡が目立ちやすく、見た目は通常スカートに比べて若干見劣りします。なので、アクションポーズをとらせてなんぼのパーツです。

では早速、さらにダイナミックなアクションをとっていきましょう。

「MSの性能の違いが、戦力の決定的差では無いということを、教えてやる!」

まずは原作に近いシャアキックを。戦艦並みのビーム砲とわかっていても敵にここまで一気に接近できるシャアって、なんだかんだ凄いパイロットですよね。ライバルのアムロが異常なだけで、シャアは紛れもなく宇宙世紀を代表するトップエースです。

さらに軟質スカートを存分に生かしたポージングを。もはや、ライダーキックですね。

正面から見ると、スカートの柔軟性がよく分かります。ちなみに、足裏の造形はバッチリで、肉抜き穴もありません。

後ろ蹴り!後部スカートも軟質素材なので、後ろにもかなり曲げることができます。

以上、HGUCシャア専用ザクⅡ(REVIVE版)のレビューでした。

「ええい、連邦のモビルスーツは化け物か!」

何度キット化されたか分からない機体ですが、原作再現度の高いプロポーション、ザクシリーズ最高峰の可動域と、ガンプラ40年の進化を感じることのできる良キットです。

ただし、個体差もあるのかもしれませんが、私が購入したキットは関節が全体的に関節やパーツ接合部も緩く、外れやすかったり、自立したら力が抜けたようなポーズになってしまうという弱点がありました。

ちなみに、関節が緩いときは、瞬間接着剤を薄く塗布して、軸を太くしてあげるといいです。購入時に関節強度の丁度いいキットでも、経年劣化で緩くなってくることがよくあるので、そういう時のリカバリーにもおすすめです。

とにかく、全体的には非常にいいキットですし、再販の回数も多く、入手しやすいキットなので、誰にでもおすすめできるガンプラだと思います。

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