【ガンプラ】HGAC ガンダムヘビーアームズ改のレビュー ※プレバン限定品

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「俺は今まで何度となく死ぬ運命を逆らってきた。今度も逆らわせてもらう。」

プレミアムバンダイ限定HGAC 1/144 ガンダムヘビーアームズ改の素組みレビューです。

発売日:2022年6月

価格 :1650円(税込み)

新機動戦記ガンダムWにてトロワ・バートンが搭乗する後期MS、ガンダムヘビーアームズ改のHGキットです。地上戦を想定して作られたヘビーアームズを、宇宙での戦闘に適応させて改良を加えたMSがこのヘビーアームズ改なのですが、見た目の変化がほとんどないのが特徴です。細かい点は色々違うのですが、パッと見て分かる違いはアームガトリングが2門になったくらいで、後はほぼ間違い探しレベルです。そんなこともあってか、一般販売ではなくプレバン限定商品としてリリースされました。

キットの仕様としては、既に販売されているHGACガンダムヘビーアームズのランナーを一部変更したもので、組み立て説明書もヘビーアームズのものが付属し、それに付け足す形の説明書が1枚入っているだけ、というものになっています。

ヘビーアームズとの違いは少ないですが、元のキットはいいので、このヘビーアームズ改も可動域や色分けの優秀なガンプラになっています。


【1】外観

(1)正面

レッド、オレンジ、イエロー、ホワイト、グレーと、ヘビーアームズのカラフルなデザインを、色分けでほぼ再現しています。シールを使うのはカメラアイとセンサー、胸の2本のV字マーク、ブラックのライン、脛のグレーです。ガトリングがないと、通常のヘビーアームズとほとんど見分けがつきません。変更点は、スカート部の黒いラインとスラスター部分です。

(2)背面

背面の方が違いが分かりやすいです。バックパックのバーニア数が増えており、宇宙での姿勢制御に役立っています。また、リアスカートのスラスターも変更点となっています。

バックパックには、専用のアタッチメントをつけることで2連装ビームガトリングを取り付けることができます。この画像では左側に付けていますが、右側に付けられます。


【2】アクションレビュー

では、さっそくアクションポーズをとらせていきます。ヘビーアームズは多くの射撃武器が内蔵されているので、手持ちの武装が少なくても様々な表情をつけることが可能です。

(1)2連装ビームガトリング

上述しているように、ヘビーアームズ改の最大の変更点である、2連装ビームガトリングです。ヘビーアームズのガトリングに付いていたフォアグリップアームはオミットされています。

ガトリングにシールドがついているのがTV版の特徴です。宇宙戦用にパワーアップしたため、アクションベースを使ったポージングがさらに決まります。

正面から。もちろん、砲口もしっかり造形されています。

(2)胸部ガトリング砲

胸部ガトリング砲は、もちろん差し替えなしで展開可能です。サンドロックもですが、胸部の複雑な色分けやギミックのクオリティの高さが、HGACを組んでいてテンションの上がるポイントです。

(3)マイクロミサイル

両足に装着された小型ミサイルポットも展開可能。HGACの基本フレームの恩恵で股関節がかなり前まで引き出せるため、このような膝立ちも違和感なくできます。まあ、TV版ヘビーアームズ改は重力下で戦っていないので、姿勢を低くして発射する利点はあまりないのですが。

(4)ホーミングミサイル

両肩のホーミングミサイルも、パーツで見事に色分けされており、もちろん差し替えなしで展開できます。

(5)フルオープンアタック

ヘビーアームズといったらこのポーズ、フルオープンアタック!

この呼び方は、スパロボでメジャーになった気がします。ガトリング砲が2門になったので、多少は威力が上がっていると思います。

横から一枚。ここで触れておきますが、他のガンダム同様、頭部にもバルカン砲が搭載されています。


(6)アーミーナイフ

ヘビーアームズから引き続き装備されているアーミーナイフ。これもTV版のみの特徴です。

ガトリング砲を外して。HGAC共通の手首パーツが付属するため、接近戦のポーズもバッチリとれます。まあ、宇宙戦でここまで射程の短い武装が活躍することはありませんでしたが。

(7)後期OP(RHYTHM EMOTION)のあのシーン

「過ちも痛みも~♪」

41話になって、やっと変わった後期OPより。本編では挿入歌でその前から流れていたんですけどね。まずは胸部ガトリングを発射し・・・

肩部ハッチを開き、続いてホーミングミサイルを発射!!

たったこれだけのシーンなのにめちゃくちゃカッコイイのが、このOPの凄いところ。作画が良すぎるんですよ・・・!!!

ちなみに、OP映像ではガトリング砲の取り付ける向きが違っていますが、本キットでは無改造で再現することはできません。

以上、HGACガンダムヘビーアームズ改のレビューでした。

「最後まで望みを捨てない。この機体に乗って学んだことだ。」

トロワって口数が少ないイメージですが、名台詞をたくさん残していますよね。物語後半の記憶が戻ってからのトロワはメンバーの中でも一番落ち着きがあって、発言がいちいちカッコよかった印象があります。

キットとしては、正直、通常のヘビーアームズとほぼ同じなので、既にHGACガンダムヘビーアームズを組んだことがある方にとってはあまり新鮮味のないガンプラです。まあ、コレクション目的でも十分すぎる価値があるですけどね。

本キットのリリース時現在ではウイングゼロ、サンドロック改が既に発売されていますが、そのうちデスサイズヘルやアルトロンもリリースされるでしょう。やっぱり5機揃えてなんぼなので、残りの2機の発売も待ち遠しいです。

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