「頑張れよ、シャア、カミーユ・・・。無駄死にだけはするな。」
HGUC 1/144 ディジェの素組みレビューです。
発売日:2018年12月
価格 :2090円
TVアニメ「機動戦士Zガンダム」でアムロ・レイが登場したMS、ディジェの待望のHG化キットです。ナンバーは219。地上に残されたリック・ディアスをカラバが陸戦型に改修した機体で、アムロが乗る機体なのに、ジオン色バリバリの見た目が特徴的なMSです。アニメではたったの4話しか出番のないMSなのですが、アムロ+ジオン系という異色の組み合わせから、人気のあるMSです。
肝心のキットについてですが、関節にはポリキャップだけでなくKPS(柔らかプラ)素材を採用し、動かしづらいデザインでもかなりの可動を実現しています。登場シーンの少なかったディジェですが、「きっとアムロならこんな感じで無双してただろう」という妄想を膨らませながらのブンドドが捗るキットとなっています。
【1】外観
(1)正面
ゲルググのような頭部、ドム系のたくましい脚部!どこからどう見てもジオン系MSです。こんなMSにアムロが乗るなんて、誰も予想できないでしょ!
原作ではほとんどドダイ改に乗っていたので、全身を拝めるシーンはほとんどありませんでしたが、設定通りのゴツイプロポーションがしっかり再現されています。頭部には通常のモノアイの他に、入れ替え式でツインアイモールドの入ったセンサーパーツを装着することが可能です。
(2)背面
背面は、ディジェの特徴である、大型のバインダーが目立ちます。このバインダーは放熱効果をもっているそうです。腰には、ビームナギナタの柄をマウントすることができます。
下から見たようす。足裏に肉抜き穴はなし。合格!バックパックのバーニア内部の赤色部分は、別パーツで色分けされています。
【2】アクションレビュー
(1)フル装備
ビームライフル、クレイバズーカ、ビームナギナタが付属します。ビーム・実弾の射撃兵器と近接兵器というシンプルな構成。アムロって、奇をてらった武装よりもシンプルなものを好んでいるイメージが定着してますよね。
(2)ビーム・ライフル
「シャアの演説が終わるまでは!!」
百式と同じタイプのビームライフルです。センサー部はシールで色分け再現されています。武器持ち手は右手分のみが付属します。
左手のみですが、平手パーツが付属するので、両手持ちもバッチリです。
(3)クレイ・バズーカ
こちらも百式、リック・ディアスと同タイプの武装です。リック・ディアスの派生MSなので、クレイバズーカはよく似合いますね。可動は頑張っているキットなんですが、さすがに肩に背負わせるのは無理そうです。
「ハヤト、シャトルを撃ち出せ!!敵のガルダは俺が沈める!!」
両手持ちで。これくらいの可動なら余裕です。敵のガルダを沈めるのも余裕でした。ジェリドのバイアランも軽くいなす無双の活躍だったんですが、あっさり過ぎてあっという間に出番が終わってしまいました。強すぎるのも考えものですね。
百式やリック・ディアスのように、バックパックの両サイドにはバズーカをマウントすることが可能です。
また、専用のマウントパーツを使うことで、左肩にも取り付けることができます。
(4)ビーム・ナギナタ
本編では全く出番のなかったビームナギナタも付属しています。これを持たせるとゲルググにしか見えません。
ナギナタの持ち手は両手分付属するので、どちらの手でも持たせられます。結構長いです。SEEDのフリーダムとかジャスティスもこういう両刃のビームサーベルを使ってましたが、自分を間違って斬ったりしないんですかね。
両手で上から振りかぶるポーズ!!
ガンダムNTでは、色違いのディジェがナギナタで大活躍するシーンが拝めます。NT版ディジェは、プレミアムバンダイ限定品ではありますが、キット化はされています。
もちろん、片刃の状態にすることもできます。
以上、HGUCディジェのレビューでした。
「人は同じ過ちを繰り返す・・・まったく・・・!」
ガノタとしては、本当に待望のHGUC化となったディジェですが、目立つ部分だけでなく、バーニア内部までパーツによる色分けができていたり、可動には不向きなデザインでも様々なアクションポーズを決められるように工夫されていたりと、期待に応えるキットになっています。
Zガンダムや百式、サイコ・ガンダムあたりと並べて飾りたいガンプラですね。ちなみに、ドダイ改はプレミアムバンダイ限定品で発売されているので、ドダイ改とともに遊びたい場合は、プレミアムバンダイの再販を待つか、リサイクルショップを活用しましょう。原作再現が捗りますよ!